書道でもカバーソング

音楽では「カバーソング」というのがありますよね。

原曲とは別の歌手がアレンジを加えたりして歌唱した楽曲のこと・・・それが僕の印象です。
最近は「カバーする」なんて日本語になっていたりもしますよね。

そんな「カバー」が書道でもあります。

それは、他の人が詠んだ詩歌を書の作品にするという事です。あとは、古典臨書かな。

というのも、和歌も漢詩も書家自身が詠んだものではない場合は、原作者が他に存在しています。
だから、原作者が詠んだままの詩歌を「原曲」とするなら、書家がその詩歌を新しく書くときは
ある意味で「カバーソング」と言えるのではないかな・・・と思ったからです。

ましてや、最初から他の人が書いた筆跡をお手本にして書く古典臨書は当然「カバー」です。
他にも、相田みつをさんの詩のように、最初から本人の筆跡である詩を、他の書家が書いたらどうでしょうか。
これも当然「カバー」ですよね。(著作権があるから、気軽にはできないけど・・・)

あとは書道教室とかで、先生が書いたお手本を書くのも、よく考えれば「カバー」なんですよね。
実は、先生の書いてくれたお手本自体も「カバー」で、だから生徒さんが書いたのは「カバー」の「カバー」という
こともあったりします(笑)
初心者が古典臨書を初めて行うときなんかは、先生が臨書したものをお手本にする場合もありますからね。

ところで、「カバーソング」というのは、同じ楽曲、同じ歌詞なのに、歌う人の数だけ個性があるように思えます。

「あの楽曲は沢山のアーティストにカバーされたけど、あのアーティストのカバーが一番だな」

というような感想も、巷でちらほら聞こえるのではないでしょうか。

書も同じだと思います。全く同じ漢詩を書いたはずなのに、書いた人で全く印象が違うなんてことがあるくらいに。
古典臨書だって、同じ古典と同じ文を選んで書いても、熟練度に関係なく書いた人でやはり違います。

それから、カラオケも一種の「カバー」ですよね。
若者が「明日カラオケ行こう」なんて言うくらい、気軽に「明日は臨書しに行こう」なんて言う日が来ないかなぁ。


と僕が・・・ふと思ったことでした。読んでくれた人がいたなら、ありがとう!


















by sho-doit | 2015-05-20 15:58 | 気まぐれ発信

りそや しょう です!「カワイイ書道ってなんだ?」をメインテーマに、みちのく秋田県からイマドキ系書道アートを発信中です!


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