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書ART実験室

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漢詩を可愛く書くと?

こんばんは!

やりたいことが沢山ありすぎ(≧▽≦)

オトメン書道家のShoこと、

りそや しょう です♪


インスタグラムで

「漢詩なんかが可愛くなるとどうなるのでしょう?」

という、ご質問を頂きました(*'▽')ノ

僕も気になったので、

「漢詩を可愛く書く!」

という、実験をしてみました♪

本日は、その作品を検証してみたいと思います!



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「李白詩 峨眉山月歌(がびさんげつのうた)」

©Sho RISOYA 2016



原文は以下の通りです。



峨眉山月半輪秋

影入平羌江水流

夜發清溪向三峽

思君不見下渝州



これは李白が故郷を旅立つ際に詠んだという漢詩です。

簡単に言うと「旅立ち」の詩ですね!

僕としては、珍しい縦書きの作品となりました。

李白の詩を「カワイイ文字」で書いた訳ですが・・・

いかがでしょうか?

見た感じとしては、カワイイですよネ!

印象としては、「李白さん」が「李白ちゃん」になる感じです。

なんとなく、単に「カワイイ文字」で漢詩を書いただけかも?

という印象も感じさせますが・・・

これは、これで「アリ!」な表現かと思います!

絵具を使ってカラフルに書いたら・・・もっと良いかもしれません♪





参考までに、通常の書道作品だと↓のようになります。


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「李白詩 峨眉山月歌」

©Sho RISOYA 2015



これは、昨年の春に書いた条幅作品です。

この作品があったので、スムーズに創作できました!

さて・・・

書体の違いもありますが、印象が大きく違いますよね。

通常の書道作品が、江戸時代の武士なら・・・

カワイイ書道は、イマドキの女の子かも(笑)



ちなみに・・・

漢詩だと、現代語訳などが必要になるわけですが・・・

僕自身で独自翻訳というのも難しいので、省略させていただきました。

内容が気になる方は・・・

インターネットで調べると、幾つか見つかるので調べて見て下さい。

引用もデリケートなので許してちょ (^_-)-☆



さて、今回・・・

以前に書いたことのある「峨眉山月歌」を題材に、

その文字を可愛くして書くという表現をしました!

けれど、漢詩の内容自体は「カワイイ!」とは違うかな~

内容も「カワイイ!」ものを書けばよいのでしょうけど、

漢詩の作者は、大昔の政治家さんばかりなので・・・

僕の知っている範囲ではありますが、

「カワイイ!」と言える内容の漢詩は少ない気がします。

真面目過ぎだったり、渋すぎたり・・・とか。

あえて挙げるなら、王維が詠んだ恋の詩「相思」かな・・・

相思相愛という言葉もありますよね♪

「相思」も1度だけ、題材にして書いた事があります。

ずっと前のことで作品は残ってないけれどネ!

一応、その「相思」も可愛く書いてみました↓


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「王維詩 相思」

©Sho RISOYA 2016



こちらも、縦書きですが・・・

文字に揺れをくわえて、リズムを出してあります♪


原文は以下の通りです。



紅豆生南国

春來發幾枝

願君多采擷

此物最相思



こちらも、現代語訳などは省略させていただきました(>_<)ノ


う~ん・・・

こちらもカワイイ印象には、なったかな?

やはり、もっとカラフルに書けば可愛さが増すかも!!





そして、実験の結果としては・・・

「カワイイ字形で書けば、漢詩も可愛くなる!」

ということです!

とはいえ・・・

漢詩の内容が重厚過ぎると、さすがにミスマッチだとは思います。

それでも!

見た目の印象自体は「カワイイ!」に出来ると思いました。

もちろん、あえてミスマッチにしても面白そうですけど(笑)



う~ん・・・

「検証する」と書いておきながら、

これでいいのかなぁ(笑)

現代語訳を出せないのも、厳しいですよネ・・・(>_<)

でも、もしかすると・・・

現代の中国語圏で暮らす人なら、

もっと適切に可愛く漢詩を書けるのかもしれないな~

とかも、感じました。



あと、これは余談になりますが・・・

僕の場合は、言葉の内容や雰囲気で「書きたい!」という気持ちになります。

その言葉たちは、可愛かったり、ポップだったりする・・・

現代の日本語です (*'▽')ノ

だから、漢詩を題材に選ぶことは少ないので・・・

今回は新しい経験をさせて頂きました!

貴重な体験をありがとうございます!

頂いた質問に上手く答えられたのか・・・

些か、不安ではありますが!

参考になったのなら、幸いに思います (≧▽≦)



最後まで読んでくれた人がいたなら嬉しいです!

貴重な時間をありがとうございました!!


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by sho-doit | 2016-11-25 19:00 | 気まぐれ発信 | Comments(6)

以前はこんな感じだったぜ!

こんばんは!

進化をやめない、現在進行形書道のホープ(笑)

オトメン書道家のShoですYO!

と、ふざけていますが・・・

以前は、もっと渋い感じの書家を目指していました(≧◇≦)

着物とか作務衣を着てるようなイメージの(笑)

その証拠がコチラ↓


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杜甫詩 春夜喜雨 (2012)全紙

                   



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李白詩 峨眉山月歌 (2015)半切





※漢詩の内容は省略します!

でも・・・

「ん?渋い感じって、なんか自分の本質じゃないな!?」って

去年の終わりぐらいに気がつきましたが・・・(*'▽')

6年ぐらいかかった(笑)



さて、↑の作品はどう?

まぁまぁ上手いでしょ。

プロの方に・・・「ちょっぴりね」とか言われそうですが(笑)

両方とも地方開催の全国公募展に出品した作品。

1つ目は高知県にて「入選」

2つ目は佐賀県にて「佳作」という結果でした。

思えば、ずいぶん遠くへ出したなぁ(>_<)

漢字2字の堅い雅号(ペンネーム)も使ってたなぁ・・・




この頃は、漢詩ばかり書いていました!

というより・・・漢詩しか書けなかったのです(>_<)

かな書道を勉強していなかったから、

漢字しか書けませんでした(笑)


表現の「引き出し」も少なくて・・・

思った通りの創作もできなかったかも。



「じゃあ・・・今は」って?

それは・・・

このブログを見ての通りです♪

カワイイ書、デコレー書、テクノ風・・・

たぶん、今が書道を始めてから一番楽しい!

最近、急成長を続けている気がします。

そのうち、この分野で嵐を起こしてやるぜ(笑)

と・・・

今日は少し、過去を振り返ってみました!

現在と印象が違って「ビックリ」したかな(笑)

この記事の前と後ろで、ビフォー&アフターって遊べそう(たぶん)


さぁ、また実験に戻らないと!

その前にゆ~うは~ん!夕飯食べないと!

最後まで読んでくれた人がいたなら嬉しいです!

貴重な時間をありがとう!


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by sho-doit | 2016-06-02 18:52 | クラシック書ART | Comments(2)

李商隠詩「楽遊原」を書く

本日は漢詩を書いた作品を紹介します。


中国の唐代に活躍した李商隠(り・しょういん)の詩である「楽遊原」(らくゆうげん)が題材です。

五言絶句であるこの詩は、キャッチーなフレーズ「夕陽無限好」という転句がとても印象的な詩です。





これは3年前に僕が書いた作品です。



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以下が原文になります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   「楽遊原」                作詩者:李商隠


   向晩意不適

   駆車登古原

   夕陽無限好

   只是近黄昏


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


☆書き下し文および、現代語訳は割愛させていただいています。




僕がこの詩を書く上で、しっかりと意図をもって表現しました。

音楽だとライトモチーフとでも言うのでしょうか・・・一句一句にイメージというか印象的な演出を与えたつもりです。

例えば「駆車登古原」は、ムシャクシャしてスピードを出している車のイメージを、

本詩の顔である「夕陽無限好」は、印象的な美しさのイメージを念頭に置いて表現しています。

細部に至らない点はありますが、何となく表現できたかな・・・と思います。




これは余談になりますが、

ロックバンドの「flumpool」さんの楽曲『Hills』と、李商隠の詩「楽遊原」は

なんとなくですが・・・深いところで似ていると感じています。

だから「楽遊原」を書いた作品の創作中は、何回も聴いていました。

もちろん、同じフレーズがあるとかではないです。

ただ、なんとなくです。

もし、この発信で李商隠の詩「楽遊原」に興味を持っていただいた人がいたなら

原文から現代語訳を調べる他に、「flumpool」さんの楽曲『Hills』も聴いてみてもいいかもしれません。



長く拙い文章でしたが、読んでくれた人には感謝感激です。


貴重な時間をありがとう。




☆追記(2016/01/24)


 以前まで、自分なりの現代語訳を掲載していましたが、読み返してみて疑問に思ったので削除と修正をしました。

 原文から独自の翻訳をしたつもりでしたが、本当に自分独自の翻訳と言えるのか・・・と、感じたからです。

 もともと、原文と現代語訳がある漢詩のアンソロジーを読んで出会った漢詩ですし、それを十分に読みこんでもいました。

 フェアに考えれば、そこに載せられていた現代語訳からの影響が全くないとは言いきれません。

 お恥ずかしいことですが、著作権については勉強中ですので、

 自分の現代語訳が、原文からの翻訳なのか、他者の翻訳の翻案になるのか、正確にはわかりません。

 もしかすれば、なんら問題はないという可能性もあります。

 しかし・・・わからないからと言って、放置する訳にはいかないと思って、急いで記事を修正しました。

 僕はアーティストとして、他のアーティスト達と創作物への敬意は大切にしたいと考えています。

 せめて著作権だけは守りたいと思います。

 もっと早く疑問に思っていたら良かったのですが・・・このタイミングでの修正となりました。
 
 お見苦しい思いをされた方がいたなら、ごめんなさい。


 至らない点はありますが、これからも真剣に発信していくので、よろしくお願いします。

 




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by sho-doit | 2015-12-11 19:29 | クラシック書ART | Comments(0)