李商隠詩「楽遊原」を書く

本日は漢詩を書いた作品を紹介します。


中国の唐代に活躍した李商隠(り・しょういん)の詩である「楽遊原」(らくゆうげん)が題材です。

五言絶句であるこの詩は、キャッチーなフレーズ「夕陽無限好」という転句がとても印象的な詩です。





これは3年前に僕が書いた作品です。



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以下が原文になります。


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   「楽遊原」                作詩者:李商隠


   向晩意不適

   駆車登古原

   夕陽無限好

   只是近黄昏


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☆書き下し文および、現代語訳は割愛させていただいています。




僕がこの詩を書く上で、しっかりと意図をもって表現しました。

音楽だとライトモチーフとでも言うのでしょうか・・・一句一句にイメージというか印象的な演出を与えたつもりです。

例えば「駆車登古原」は、ムシャクシャしてスピードを出している車のイメージを、

本詩の顔である「夕陽無限好」は、印象的な美しさのイメージを念頭に置いて表現しています。

細部に至らない点はありますが、何となく表現できたかな・・・と思います。




これは余談になりますが、

ロックバンドの「flumpool」さんの楽曲『Hills』と、李商隠の詩「楽遊原」は

なんとなくですが・・・深いところで似ていると感じています。

だから「楽遊原」を書いた作品の創作中は、何回も聴いていました。

もちろん、同じフレーズがあるとかではないです。

ただ、なんとなくです。

もし、この発信で李商隠の詩「楽遊原」に興味を持っていただいた人がいたなら

原文から現代語訳を調べる他に、「flumpool」さんの楽曲『Hills』も聴いてみてもいいかもしれません。



長く拙い文章でしたが、読んでくれた人には感謝感激です。


貴重な時間をありがとう。




☆追記(2016/01/24)


 以前まで、自分なりの現代語訳を掲載していましたが、読み返してみて疑問に思ったので削除と修正をしました。

 原文から独自の翻訳をしたつもりでしたが、本当に自分独自の翻訳と言えるのか・・・と、感じたからです。

 もともと、原文と現代語訳がある漢詩のアンソロジーを読んで出会った漢詩ですし、それを十分に読みこんでもいました。

 フェアに考えれば、そこに載せられていた現代語訳からの影響が全くないとは言いきれません。

 お恥ずかしいことですが、著作権については勉強中ですので、

 自分の現代語訳が、原文からの翻訳なのか、他者の翻訳の翻案になるのか、正確にはわかりません。

 もしかすれば、なんら問題はないという可能性もあります。

 しかし・・・わからないからと言って、放置する訳にはいかないと思って、急いで記事を修正しました。

 僕はアーティストとして、他のアーティスト達と創作物への敬意は大切にしたいと考えています。

 せめて著作権だけは守りたいと思います。

 もっと早く疑問に思っていたら良かったのですが・・・このタイミングでの修正となりました。
 
 お見苦しい思いをされた方がいたなら、ごめんなさい。


 至らない点はありますが、これからも真剣に発信していくので、よろしくお願いします。

 




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by sho-doit | 2015-12-11 19:29 | 伝統的な書道

りそや しょう です!「カワイイ書道ってなんだ?」をメインテーマに、みちのく秋田県からイマドキ系書道アートを発信中です!


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